2024年11月28日 (木) 9:00
世界一不謹慎なゲーム
その名も、Plague Inc. 日本語に訳すと、伝染病株式会社。 英国出身のインディーズゲームなので、 私が、このゲームを買った時は、 英語でしかプレイできなかった。 今は、日本語にも対応して、英語が苦手な日本人も遊べるようになってる。 このゲームは、病原体になって、人類を滅亡させるゲームだ。 病原菌には、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫など、様々な種類の病原がある。 プレイヤーは、好みの病原を選んで、 世界中に伝搬させ、全人類が滅べば勝利。 しかし、人間も馬鹿じゃない。 病原に抗うため、空港を封鎖したり、 特効薬を開発したりする。 このゲームを、コロナ禍にプレイする背徳感が癖になって、めっちゃハマってた時期がある。 …スマホゲームなんて、滅多にしないのにね。 医学用語ばかりで、難しいゲームに見えるけど、クリア自体は難しくない。 感染者や死者が増えると、DNAポイントが付与され、 そのポイントで、病原菌を進化させることができる。 例えば、感染を広げるために、 鳥類を媒介して伝搬するようにしたり、 寒い地域でも広がるように、低温耐性をつけたり… 咳の症状で、感染力が上がったり、 不眠やパラノイアなどの精神症状で、 CUREの開発が遅れたりするのも面白い。 最後の最後には「日本政府が崩壊」などのメッセージが流れ、 静かに人類だけが消えていく。 そして、最後の1人が死んだら、クリアだ。 なんと、不謹慎なゲームだろうか! しかし、人の殺し方を知れば、生かし方も分かるはず。 シミュレーションではあるが、 疫学の初歩を学ぶツールとしては、優秀だと思う。